easyst’s blog

自由こそ至上とする中年の生存確認用ブログ

キナバル山登山&Via Ferrata(2日目 Feb/19,2017)

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キナバル山登山の2日目の深夜2時半に起床。

前日は1.5Lの水のペットボトルを持っていたが、消費量が少ないのでペンダントハットに置いておくことにした。手持ちの500mlのペットボトル2本で十分。

外は寒いが晴れていることを確認。天気が登山の満足度を左右するといっても過言ではない。コタキナバルに到着してからあまり天気は良くなかったので外の天気に安堵する。

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まだ夜だが月明かりがある。ヘッドライトは、あまり照度がないが何とか足下を照らすことができる。

1時間半ほどで4,096mの山頂に到着。山頂は、看板があるだけで眺望もあまりなく殺風景。そもそもまだ暗いので周りが見えない。山頂付近のプラットフォームと呼ばれる一帯は、溶岩が露出した一帯で日本の溶岩の岩質と異なる印象。岩や砂がゴロゴロしているのではなく流れ出た溶岩が急速に硬く固まったかのような岩肌で歩き易い。

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キナバル山頂付近の有名なビュースポット。光量がまだ足りないのでボヤけた写真に。

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40分ほど下降し、Via Ferrataのロウズピークサーキットの入り口で待機。

気温は5度ほどなので寒い。ようやく夜が明けてきて山頂付近の奇岩帯を一望できるようになる。

 

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雲海が山頂を囲む素晴らしい眺め。

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3,800m付近から山頂方向を振り返る。

少し暖かくなってきた。

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さて、いよいよVia Ferrataに参加。メンバーは、南アフリカの男性二人、シンガポールのカップル、Via Ferrata選任のガイドの計5人。南アフリカのメンバーは当初、3人だったが一人が山頂付近でコンタクトレンズを落としたとのことで急遽不参加に。ハーネスを装着後、専用のカラビナをスチールのワイヤーに固定し、下降を開始する。

Via Ferrataについてはあえて事前知識を持たず、当日のお楽しみということでどんなアクティビティか把握していなかった。ネットで調べた時も英語表記でラダー(梯子)があるという程度のことしか調べておらず、前日の講習会で最初はVertical(垂直)であると言われても梯子でもあるのだろうと軽く考えていた。

しかし、実際に最初の下降地点の端に行ってみると、梯子などなく、垂直な岸壁をワイヤーを頼りに懸垂下降や岩壁のトラバースをするといったものだった。

流石に最初の高度感には足がすくみ、腰が引けてしまうが他のVia Ferrrataを経験している南アフリカのメンバーからワイヤーを信じて岩壁に立てと言われる。立ってみると身体への負荷が減り楽なことが分かったがそれでも300m下まで垂直に見える高度感に馴れるのは難しい。とは言え、ワイヤーにしがみ付いていたら命綱で繋がれている全員が降りられないので降りるしかない。

岩壁には、金属の足場が打ち込まれており、スチールのワイヤーに潜らせたカラビナを移動させながら足場を頼りに下降していく。

問題は、先頭の南アフリカ人二人と自分の後方のシンガポールのカップルのペースが異なることだ。南アフリカ人は見るからにクライマーという風貌、装備で懸垂下降にもなれているのだが、シンガポールのカップルの女の子は明らかにペースが遅い。それでもかなり肝っ玉が座っていて楽しんでいる様子だが、自分の方は前後が異なるペースな事で余計な体力を消耗させられてきた。

シンガポールのカップルのペースが遅れ、南アフリカ人が先行するとメンバーを繋いでいるロープは引っ張られた状態になり、真ん中の自分が宙づりのような状態になってしまうのだ。落ちることはないが、自分の前後のロープに余裕がないと足場を確保して身体が楽になる体勢を維持できなくなるので非常にしんどくなる。

南アフリカ人は急ぐように言うのだが、後ろの二人のペースに合わせないと進めないのでフラストレーションが溜まってくる。

4時間かけて3,200付近のゴールに到着したが、体力を消耗してヘトヘトになってしまった。しかも最後にワイヤーを頼りに岩壁を登るコースが残っていた。

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50度ほどの傾斜だが体力を消耗した状態での昇りは超キツかった。

正直、最後の登攀コースは辞退させてくれないかと言いたかったが、そもそもペンダントハットに戻るには下降し過ぎているのでこの昇りをクリアしない限りは下山できない。ヘロヘロの状態でVia Ferrataを終えてペンダントハットに戻る。

ガイドと合流後、下山となるがあまりにも疲れていたので12時から13時まで1時間の休憩を取る。ガイドからは、登山口からキナバル公園本部までのバスは、16時半までしかないので急げと言われ慌てて下山するがこの下山も非常にキツかった。

結局、3時間で下山し、キナバル公園本部に到着。ツアー会社が手配していた車でコタキナバルに戻る。コタキナバルまでは、キナバル山付近に住んでいるという運転手が一般道を130キロぐらいで飛ばしていったが疲れ切っていたので注意もせず危険な追い越しを繰り返しながらコタキナバルに到着。

キナバル山は、気軽に富士山より高い4,096mまで到達できるいいアクティビティだったが、ちょっと費用が高くついた感がある。

Via Ferrataも含めて3万円程度なら納得といった感じだ。

エベレスト街道前の高度順応と割り切ろう。しかし、高山というような意識がなく登ったので高山病対策を意識した登り方を全くしなかった。まあ、いいか。